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ネガティブから抜け出すための整体法の種類とその手順
ネガティブな心を体から改善する整体法
1930年代から欧米で研究されているボディサイコロジーという治療法では、ネガティブは性格ではなく「体」に問題がある!と考えます。
このページでは、どのように体がネガティブになりやすいかなどをお伝えしながら、ネガティブから抜け出しやすい体を作るための整体法をお伝えします。
<目次>
ネガティブな心を体から改善する整体法
【1】ネガティブになりやすい体の特徴
【2】ネガティブから抜け出すための整体法とその手順
ネガティブになりやすい体の特徴。
ネガティブになりやすい体の特徴は以下の4つです。
1. 疲れや体調の悪さがある
2. 呼吸や姿勢が乱れている
3. 主にかかとに体重がかかっている
4. かみ合わせが狂っている
では、それぞれを解説していきましょう。
1.疲れや体調の悪さがある
体調不良(疲れ・不眠・めまい・頭痛・体の痛み・食欲不振)があったりすれば、誰でもネガティブになりやすくなります。これは、体の防衛反応であり、体調が悪いときには、何かあった時に逃げたり抵抗したりする力が弱いので、物事を悪い方に考えて、物事に備えようとするのです。このことがネガティブにつながるのです。
では、なぜ体調不良があるかというと以下の4つが起きているからです。
・頭蓋骨のゆがみ
・内臓のゆがみ
・筋肉の過剰な緊張
・自律神経のみだれ
これらが起きているので、体の防衛反応が過剰になり物事を悪い方向に考えるのです。
上記の整体法は後ほどお伝えします。
頭蓋骨のゆがみは、体調不良になりネガティブになる。
2.姿勢や呼吸が乱れている
姿勢や呼吸が乱れていてもネガティブになります。
姿勢は体調と密接な関係があり、悪い姿勢でいると、体調も悪くなりやすく、そうした状態でいると防衛反応が過剰に出て、ネガティブに物事を考えるようになります。
また、呼吸が乱れていると、呼吸は浅くなり、息苦しく感じます。呼吸で吸い込む酸素は、体と心のエネルギーになりますので、酸素が少なくなると、エネルギーが少なくなります。すると、やはり防衛反応が過剰に出てきてネガティブになってしまうのです。
姿勢と呼吸が良いとネガティブになりにくい。
3.主にかかとに体重がかかっている
立った時に、つま先側とかかと側と、どちらにより多くの体重がかかっているかは、その人の思考や行動に影響を与えます。実際に当院の経験では、ネガティブの方の95%以上の方は、つま先よりもかかとに体重がかかっています。
かかとに体重がかかるということは、体の軸が後にずれ始めているということです。多くの場合、腰や背中の筋肉が過剰に緊張していますので、腰痛や背中の痛みがあったり、内臓の機能が乱れて疲れやすかったり、食欲不振や過食があったりすることもあります。
4.かみ合わせが狂っている
かみ合わせが狂っていてもネガティブになりやすくなります。実は物を噛む力は、あごの上の頭蓋骨に加わっています。かみ合わせがずれるということは、頭蓋骨に加わる顎の力にゆがみが生じるということです。
すると、頭蓋骨がゆがんだり、脳の機能が低下してしまったりするようになります。そのため、防衛反応が過剰になりネガティブになりやすくなるのです。これは経験的なものですが、特にネガティブに関係するのは奥歯のかみ合わせで、前歯よりも奥歯のかみ合わせが強いとネガティブになりやすい傾向にあります。
ネガティブから抜け出すための整体法
上記のことから、ネガティブから抜け出すためには、以下の状態を整体で改善させていきます。
1. 疲れや体調の悪さがある
2. 姿勢や呼吸が乱れている
3. 主にかかとに体重がかかっている
4. かみ合わせが狂っている
では、それぞれどんな整体法をするのかご説明していきます。
1. 疲れや体調の悪さがある時の整体法
・頭蓋骨のゆがみ
頭蓋骨のゆがみには、頭蓋骨の矯正を行います。
23個の骨でできている頭蓋骨がどのようにゆがんでいるかを確認し、矯正していきます。頭蓋骨の矯正は体調回復には必須
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・内臓のゆがみ
内臓は、腹膜でつながっており、この腹膜がねじれを起こすことで内臓がゆがみます。また、胃・小腸・大腸は、ゆっくりですが自らも動きますので、その動きに引きつれがあるとうまく働きません。そのため、胃腸の引きつれも整体で整えていきます。
内臓を整えると体が元気になる
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・筋肉の過剰な緊張
筋肉の過剰な緊張は「不随意の緊張」と呼ばれ、自分でも知らず知らずのうちに筋肉に力を入れています。これは、動きの癖が起こしているので、その動きの癖を整体で取り除いていきます。
この際、ご本人が「どのように力を抜くか、どのように動かすか」という意識がとても重要なので、我々と一緒に体を動かしますので、ご協力をお願いしております。 -
・自律神経の乱れ
自律神経の乱れは、非常にネガティブと関係が深いので、まず自律神経の乱れを調整していきます。神経や感覚などを使いながら交感神経をしずめて、副交感神経を活性化させていきます。
2.姿勢や呼吸が乱れている
呼吸の乱れは、呼吸が浅くなり息苦しく感じます。これは横隔膜が正常に働きにくくなったり、肺が膨らむスペースが狭かったりするために起こります。
そのため、横隔膜が正常に働くような整体や、肺が膨らむスペースができるように胸郭(胸から背中にかけての胴体部分)が広がりやすいように整体をしていきます。
胸郭を広げると呼吸が深くなる
また、自然な姿勢の維持ができるようにも整体をしていきます。
骨盤や背骨、筋肉などを調整することにより姿勢が自然できれいな状態になります。
3.主にかかとに体重がかかっている
体の軸が後に片寄っているので、背中や腰の筋肉の緊張を緩めること、足首と足の指の関節や筋肉の調整すること、正しい立ち方を意識することで、つま先とかかとの荷重が均等になります。この状態で、足の裏を意識して立つことにより、ネガティブや不安が軽減していきます。
4.かみ合わせが狂っている
顎の関節やその周囲の筋肉、それにあわせた首や頭蓋骨の調整も同時に行い、かみ合わせの狂いを改善させていきます。
ネガティブから抜け出すための整体の手順
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1. どんな時にネガティブになるのか、どの程度のものなのか、他の症状や生活状況なども聞き判断していきます。
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2. ネガティブになってしまう体や脳の問題を判断していきます。
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3. 原因になっている問題を解決するための施術を行います。
特に筋肉・自律神経・頭蓋骨・内臓、そして呼吸に関係する筋肉を正常にすることで、体や心を前向きになるようにしていきます。
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4. その後、施術の説明や症状を改善させるアドバイスなどを行い、今後の施術の予定や計画をお伝えしていきます。
これらの整体法は、1992年からの26年間(2018年現在)の経験と総患者数11万人の実績から、カイロプラクティック・オステオパシー・経絡治療・ボディサイコロジーなどをもとに独自開発されている技術です。