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「withコロナ時代」を安全に生きるための専門家からの提案
―今、私たちが気を付けなければならないこと―
更新日:2020.06.15
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
<目次>
【1】惨事経験による症状
【2】惨事経験による発症率や発症時期
【3】発症する人としない人の違い
【4】withコロナ時代の対策
【5】コロナ疲れの専門整体
私たちは、今、「惨事」を経験しています。
新型コロナウイルスに感染していないし、周りにも感染者がいない・・といっても安心しないで下さい。
今、起きている「惨事」は、健康な人を含めたすべての方々に襲いかかってきています。
これを「惨事経験(さんじけいけん)」と言います。
最近、体調がすぐれない・・とか、治った症状がぶり返してきた・・という症状を経験されているとしたら、それは「惨事経験」によるものです。
また、現在体調が崩れていない方でも今後は注意が必要です。
今回の新型コロナウイルスによる様々なストレスは、時間が経過してから体調が悪化することも多いからです。
そこで、「惨事経験」に対する対処法をまとめてみました。
ワクチンが開発されるまでは、現在の状況は続きます。
消毒などの感染症対策をこまめに取ることはもちろんですが、「惨事経験」への対応もしっかり身につけていくべきだと思います。
対応を身に着け安心しよう。
1.惨事経験による症状
「コロナ疲れ」ともいわれ始めましたが、下記の症状は惨事経験による発症です。
チェックしてみて下さい。
- 不眠や食欲不振
- 頭痛やめまい
- エネルギーがなくなったようなだるさ
- 首や肩の筋肉の緊張
- 体に力が入らない
- 不安・あせり・恐れ・イライラ・孤独感を過剰に感じる
- やる気が出ない・集中力が続かない・頭が働かない
肩こりもいつもよりひどいなら
それは惨事ストレスによるものかも。
きっと、これらの症状に思い当たる方もいるでしょう。
そのような方は、日常生活に何らかの支障が出てこないうちに対策が必要になります。
惨事経験したときに特有の行動
日常生活に支障が出る症状とまでは言えませんが、惨事経験のためストレスが体に蓄積し始めると下記のような行動が見られます。
- お菓子や甘いものをつい食べ過ぎてしまう。
- アルコールやタバコなど嗜好品の量が増えた。
- ぼーっとする時間が増えた。
- ネットショッピングなどで衝動買いしてしまった。
- インターネットで動画を見続ける。
- 怒りを感じやすくなり、いつもよりケンカが多くなった。
これらの行動については、後程詳しくお伝えいたします。
2.惨事経験による発症率や発症時期
発症率
これらの発症率は、新型コロナウイルスのような自然災害の場合、おおむね3%と言われております。
そして、男性より女性の方が発症率は高くなる傾向です。
発症されても50~70%の方は、1~3か月を経過すると自然と治ります。
しかし、30~50%の方はなかなか治りません。
発症時期
事態が起きはじめてから、早い方で2週間後、遅い方では1年後の方もいます。
元々体調を崩しやすい方は早期で発症します。
ストレスに強い方は遅くに発症します。
これは、ストレスを抱え込める能力があるため、知らず知らずに長期間がんばってしまうからです
発症の原因
発症の原因は、たび重なる心身の疲労の蓄積と自律神経の働きの乱れです。
現在、我々は新型コロナウイルスにより、とても手ごわいストレスに襲われています。
なぜ手ごわいのでしょうか。
それは、地震や台風などの突発的な災害と異なり、自分でも知らないうちにたくさんのストレスを受けているからです。
つまり、知らないうちに心身の奥深くまでストレスが溜まっているのです。
これは「遅発性疲労」を招きます。
遅発性疲労は、心身をコントロールしている自律神経の働きを根本から乱します。
症状はうつ・自律神経失調症・パニック障害と同じような症状が出てきます。
危険なのは、これらの症状に気づいた時にはすでに慢性化しており治りにくいということです。
そのため、症状が出ていないうちから対策をすることをお勧めします。
また、自律神経の働きを根本から乱されると人は攻撃性が高まります。
すると「人と関わる能力」が落ち、今までうまく関係を築けていた人とも問題が生じることも多々あります。
これが、DV(家庭内暴力)や虐待、コロナ離婚などに発展しているのです。
すると、更なる不安感や自責感、孤独感や疲労感に悩まされることになります。
知らず知らずにストレスが襲ってきている。
3.発症する人としない人の違い
同じ惨事経験をしても発症しない方は、惨事経験時に自律神経の働きが整っていたため、ストレスに強く抵抗できる状態だったのです。
逆に発症してしまい時間が経っても自然と治らない方は、自律神経がもともと乱れており、ストレスに弱い状態だったのです。
そのため、事態が収束に向かっていても症状だけが続いてしまうのです。
惨事経験の兆候
ストレス回避行動とは...?
ストレスを受けると、人はストレス回避行動を行います。
これが先ほどお伝えした
- お菓子や甘いものをつい食べ過ぎてしまう。
- アルコールやタバコなど嗜好品の量が増えた。
- ぼーっとする時間が増えた。
- ネットショッピングなどで衝動買いしてしまった。
- インターネットで動画を見続ける。
- 怒りを感じやすくなり、いつもよりケンカが多くなった。
などです。
このこと自体はストレスから逃れる方法ですので、一概に悪いとは言い切れません。
しかし、これらの行動が過剰になると、新たな体調不良が生まれることになります。
重要なことは、上記の行動がある場合は、惨事によるストレスが溜まっていることを表していることです。
他にも
- 政府・自治体・学校などに文句をいいたくなる。
- 以前の生活と比較したり、他人と比較したりすることが多くなる。
- 被害者意識が強くなる。
- 孤立感や無力感が強くなる。
- 争う姿を見るといつも以上に嫌な気持ちになる。
- 動物など癒しのものを求める。
このような行動や気持ちも指標になります。
これらの惨事経験から出てくる兆候をそのままにしておくと、知らず知らずに溜まったストレスが体の症状として出てきたり、行動の症状として出てきたりします。
行動の症状とは、先程お伝えしたDV(家庭内暴力)や虐待、コロナ離婚などです。
いつの間にかにストレスフルに...
4.withコロナ時代の対策
簡単にお伝えすると、withコロナ時代の対策は大きく分けて次の2つです。
- 疲れていなくても休む
- 体を疲れさせる
ではそれぞれをご説明していきます。
疲れていなくても休む
疲れていないと思っていても、上記の状態になっていれば知らず知らずにストレスの蓄積が高まっており、疲労しています。
そのため、睡眠を増やしたり、お風呂・整体・マッサージなどを利用したりして、積極的に疲れを取ることをお勧めします。
一応、休んでおきましょう。
体を疲れさせる
疲れを取るには、疲れを取る神経(副交感神経)が働く必要があります。
この副交感神経は「正常に疲れる」ことで働きます。
つまり、正常に疲れれば副交感神経が働くので、眠るだけで疲れは取れます。
しかし今、コロナのおかげで多くの方が正常に疲れていません。
分かりにくいとは思いますが、正常に疲れるとは、頭も心も体も共に疲れることを言います。
では、ここで「頭の疲れ」「心の疲れ」「体の疲れ」について解説いたします。
- 将来のことやウイルスの実態など、分からないことを考えることは、頭が疲れます。
- イライラしたり不安になったりすることは、心が疲れます。
- 一方、体の疲れは体を動かすことでしかおきません。
在宅勤務になったり車通勤になったりしたことで、通勤で歩くことが少なくなりました。
外出自粛で外に出る機会が減りました。
スポーツジムに行っていた方は、ジムが閉鎖になり運動量が減りました。
すると、体は疲れません。
将来や仕事のことを考えれば頭は疲れます。
何かに対して怒りを感じれば心は疲れます。
すると、多くの方が自分は疲れていると思ってしまうのです。
そのため、多くの方は休もうと思うでしょう。
しかしこの状態では、体が疲れていないので副交感神経が働かないのです。
そのため、なかなか疲れが取れません。
そこで、頭と心は疲れていても体を動かしていない方は、軽めでいいので運動することをお勧めします。
ウォーキングやラジオ体操などでかまいません。
すでに頭と心は疲れていますので、体が疲れることで副交感神経が働きます。
これを続けていくことで、コロナによる蓄積したストレスも回復できるようになります。
これでも改善しない場合は、自律神経の働きが酷く乱れてしまっているので、専門の整体が必要になります。
スクワットは体を疲れさせてくれます。
5.コロナ疲れの専門整体
先程お伝えしたコロナ疲れの症状の方に対して、当グループではストレスに強く抵抗できるように、自律神経の働きの乱れを根本から改善させていきます。
例えば...
- 頭蓋骨のゆがみの矯正(脳や自律神経を活性化する)
- 呼吸筋の調整(呼吸を改善しエネルギーを作れる体にする)
- 神経機能の調整(敏感な神経を改善させる)
- 筋肉弛緩法(不安で緊張した筋肉をゆるめる)
頭蓋骨のゆがみの矯正
これらの施術を行うことで、長くストレスにさらされた体と心を改善させるとともに、ストレスに強い体質に変えていくのです。
当グループでは、新型コロナウイルスの感染拡大による心身の影響をいち早く改善させるため、26年間11万人の経験と実績をもとに施術を行っております。
施術による感染拡大には十分に配慮しておりますので、安心してご来院ください。
感染防止についての対策は下記をご覧ください。
→新型コロナウイルスへの対策